俺も悪いけど、お前も悪い。
ネットの記事見出しで『すぐ辞める社員を見抜く方法』というのが、たまに目に入る。
そんな言い方をすると、すぐ辞める社員だけが悪いという風に感じる
なんだかちょっと引っかかる。
続かない人がいるのは、会社側に働いてもらうための魅力が乏しいからなのではないだろうか。
人間は基本的に自分勝手だ。
自分が得をするから、仕事に自分の時間を費やすのだ。
ここで言う『得』は金銭、いわゆるお給料だけに限らない。
やりがいだって、人間関係だって、義理や人情でもいい。
基本的に自分の為に僕らは生きているのだ。
いや、私は自分より、子供、恋人、世界平和うんぬんの為に、とかそういう話は今は的が異なるので、置いておいてください。
僕はお仕事柄、色々な会社さんへ派遣スタッフさんを送り出し、そこで働くスタッフさんの定着率を出したりするのだが、押しなべて定着率の悪い会社さんは、スタッフ側がすぐ辞めるやつが多い、という認識を持ってらっしゃる。
定着率が昔は悪かったが、今はかなり良くなっている会社さんは、会社を挙げて、スタッフさんが働き続けてくれるために、会社は何をすればいいのか、ということを考えて、行動に起こしている。それこそ、PDCAで。
もう一度言うが、お給料だけに限らない。
いや、お金も大事だよ。
でも、違うのである。
具体的に、というと会社さんによって、できる事すべき事が違うので一概に言えない。
ただ、一点。
社員や派遣スタッフの退職者が多いのは、会社側の問題であることが多いので、
その事実を飲み込んで、どうすればいいか、という認識を持っていただければ、
それでよい。
そのうえで、何も変わらないのなら、それはもう、ただの怠惰である。
そんなやつ、知らん。
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