肉うめぇ
昔、友人と牛丼屋に行った時のことだ。
カウンター席の、僕が左側、友人が右側に座り食べていると、何か、違和感があった。
やたらと、僕との膝あたりが友人に当たるのだ。
なんだろう、と思って友人を見ると、友人も同じように僕を見てお互いに気付いた。
僕は右利き、友人は左利き。それぞれ右と左で箸を持つので、牛丼を食べる際に、お互いの肘が当たるのである。
それ以来、その友人と並びで牛丼とかラーメンを食べる時は、僕が右、友人が左の座り位置になった。
ところで、この世界は基本的に右利きの為に作られている。
なぜかと言うと、右利きの方が多いからだ。
全人類の約9割が右利きらしい。
僕は右利きなので不便に感じたことは無いが、左利きの人は、仕方がないにせよ、日々、ちょっとずつ不便らしい。
電車の改札、自動販売機、文具や楽器など、枚挙に暇がない。
文字さえも右利きの人向けの筆運びになっている。
なので、左利きで達筆の方に会ったことがない。
きっと弘法も右利きだ。
でだ。
この世界は残念ながら、マイノリティが生きづらいようになっている。
自然淘汰説といえば、それまでかもしれないが、とはいえ、人類はそれを知恵で解決できるくらいに賢くなっているはずなのに。
LGBTしかり、障害者しかり。である。
だが、ヴィーガンども、お前らはダメだ。
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